アレルギー外来
アレルギー性疾患には下記のようなものがあります。
・アレルギー性鼻炎(花粉症など)
・アレルギー性結膜炎
・アトピー性皮膚炎
・喘息(気管支喘息、咳喘息)
・蕁麻疹
当院ではアレルギーの原因の評価のため、39種類のアレルギー物質の測定ができる血液検査を行っております。必要に応じて追加ができるものもあります。アレルギーで気になる症状がございましたら、一度ご相談ください。
<花粉症>
毎年2-4月頃はスギ花粉の飛散時期であり、お困りの方も多いと思います。私自身も花粉症のため悩んでおります。
アレルギー治療の基本は、アレルゲンの回避、生活習慣の改善、薬物治療に分かれます。薬物治療は、抗ヒスタミン薬や、重症例では生物学的製剤を用いたり、近年では根治治療にあたる舌下免疫療法が注目されています。
当院では2025年12月より新しく舌下免疫療法が可能となりました。
● 内服薬
抗ヒスタミン薬(アレグラ、アレロック、ザイザル、ビラノアなど)
花粉症治療の中心となる薬です。眠気の副作用や効果の強さを考慮しながら、最適な薬を選びます。症状が出る1~2週間前から飲み始めるとシーズンを楽に過ごせます。
抗ロイコトリエン薬(シングレア、オノン)
鼻づまりが強い方に有効で、抗ヒスタミン薬と併用することも多い薬です。
漢方薬(小青竜湯など)
眠気で抗ヒスタミン薬が使いづらい場合や、風邪との見極めが難しいときに用いることがあります。
● 舌下免疫療法(減感作療法)
スギ花粉症・ダニアレルギーの根本治療として期待される治療法です。
毎日舌の下にアレルゲンを含む薬を投与し、体質改善を目指します。
1.治療開始までの流れ
舌下免疫療法をご希望の方は、まず通常の診察を受けていただき、治療の適応を確認します。
治療が決まった場合、初回投与のみ予約制・院内で30分の経過観察を行います。
2回目以降は予約不要です。
2.通院頻度
初回投与後は副反応の有無を確認するため、
1週間後 → 2週間後 → 4週間後の診察をお願いしています。
その後は症状が安定していれば、月1回の通院を3〜5年間続けます。
3.副反応について
よくみられる副反応は、口の中のかゆみ・刺激感などの軽い症状で、多くは30分以内に自然に治まります。
強い症状が続く場合はアレルギー薬で対応します。
重い副反応は非常にまれですが、何かあればすぐ相談できるよう、治療開始時に十分に説明いたします。
4.自宅での服用方法と注意点
・毎日1回、舌の下に薬を置き、1分保持して飲み込みます。
・前後2時間は運動・入浴など汗をかく行動を控えてください。
・治療開始直後は副反応が出やすいため、できれば日中の服用をおすすめしています。
5.検査・開始時期・対象年齢
・事前にスギ・ダニのアレルギー検査(採血)が必要です。
・スギは6〜12月に開始します。ダニは通年で開始可能です。
・5歳以上で実施可能ですが、舌下保持ができるかどうかを確認します。
● 外用薬
点鼻薬
鼻の炎症を抑えます。眠気が出やすい方でも軽度の場合は点鼻薬のみで効果が出ることもあります。
点眼薬
目のかゆみ・充血に使用します。症状が強い場合はステロイド点眼薬を併用します。
